エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2008年08月01日

カテゴリ : ミスミ商品ガイド

第373回 スパイラルユニット

 ミスミ「スパイラルユニット」は、射出成形金型を冷却水によって温度調節する場合の熱交換効率を改善するユニットです。射出成形金型のキャビティ表面温度は、射出成形品の表面品質(光沢、転写性、結晶化度、ガラス繊維浮き等)を変化させ、成形収縮率を支配し、成形サイクルにも大きく影響をする変動要素です。温度の安定化は、成形加工の品質安定と生産コスト削減に、大変重要な要素になります。

 水温80℃以下で冷却水(清水)を使用して金型の温度調節をする場合には、金型の内部に冷却水が流れる穴を機械工作し、その中を冷却水が循環して熱移動を行います。水は冷却穴の壁面に接触して熱伝導によって熱交換をしますが、単なる冷却穴だけですと水は流動が不活発であり効率的に熱を奪うことができません。
 そこで、冷却穴内に邪魔板(バッフルプレート)を挿入して、水を循環させることがしばしば行われています。このように水が冷却水孔内壁に接触する機会を増加させることにより、効率的に冷却を行うことができるのは広く知られています。

 さらにこの理屈を進めていきますと、冷却水を水穴内で螺旋状に循環させることができれば、もっと効率的に冷却が可能であると考えられます。この要請を実現したのがミスミ「スパイラルユニット」です。ポリエステル製の螺旋インサートを組み立てることにより、任意長さの螺旋循環水路を平易に形成できます。これを冷却水穴内へ挿入するだけで螺旋状の冷却水循環が実現できます。

 ベースには主冷却水穴と接続するだけで、噴流が上部へ流れる構造が採用されていますから、難しい機械加工は不要です。また、プラスチック製ですから錆は全く発生しませんので、長期間の使用でも安心です。

 本製品は、スペイン共和国CUMSA社が開発した新商品になります。ヨーロッパ各国でも効率的な水冷を実現するために使用されています。
 水穴直径は、最も多用されているφ8ミリに対応できるように開発されています。

 これからの生産コスト低減や品質安定化を目指す、射出成形加工を指向される皆さまには格好の製品になると考えています。
 価格も低廉に抑えてございますので、射出成形のトータルコストパフォーマンスをご検討いただければと存じます。

 詳細は下記カタログ画像をご参照願います。




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