エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2008年12月19日

カテゴリ : 技術情報

第391回 IPF2008開催!

 IPF2008(国際プラスチックフェア)が11月7日(金)から11日(火)までの会期で幕張メッセで開催されました。このショーは3年に1回開催されるプラスチック技術の総合見本市で、K(ドイツ)、NPE(アメリカ合衆国)と並んで世界3大プラスチック総合見本市と称されているものです。

 今回は、国内外の993社が世界最新技術を東京で披露しています。プラスチック原材料、金型、金型部品、成形機、周辺機器、技術情報などの幅広い関連分野からの展示がなされました。

 プラスチック成形機の生産状況は、米国発の金融危機の影響もあり、生産数量は大きく目減りしている状況です。しかしながら今回のショーの来場者数は先回を上回り、これからのプラスチック産業の進む方向性を見定めようとする来場者の意志が反映された結果であったと思われます。実体経済の中心産業でもあるプラスチック産業がこれから進路を示さねばならない時期にさしかかっていることは皆理解をしているのですが、それがどのような方向になるのか概念共有化を望んでいるのではないかと察しました。

 そこで、今後のプラスチック産業のトレンドについて、今回のショーを見学して感じたままに私見として列挙してみたいと思います。あくまでも”One of the opinion"というニュアンスで受け止めてください。

1.環境に配慮したものづくりが必要になる。(→スクラップレス成形、植物由来樹脂)
2.軽量化を意識したものづくりが意識される。(→自動車等の省エネ)
3.美麗な表面を塗装レスで成形加工する技術が必要になる。
4.電気特性、磁気特性、断熱特性、防音特性などの機能付加型の成形品が増える。
5.成形品質をモニタリングする技術で不良品を作らないようにしたい。

 目先の経済が閉塞性を示してはおりますが、上記のような商品トレンドは着実に水面下で実用化の研究開発が進められています。プラスチック成形技術や金型技術は思いつきのアイデアで短期間に実用化技術を構築することは大変困難です。地道ですが方向性を大きく外さないで手堅く試作や実験を重ねた企業が、必ず近い将来に日の目を見ることになると思います。

 これからは研究資本力の差よりも着想の豊かさやユニークさが新しい商品トレンドを作る時代になってくるような気がします。小子高齢化時代、石油資源の枯渇、ボーダーレス経済の到来、コンピュータの一層の発達、世界的な政治リーダーの不存在など世界の情勢は劇的に変化をしています。これまでの成功体験がそのまま当てはまる時代ではなくなってきていることは確かなようです。

 しかし、そのような中でも新しい商品や技術は必ず必要になります、それははたしてどれなのか?この答えを先に手にした者が明日の成功を手に入れる者になることでしょう。

参考文献:『国際プラスチックフェア協議会公式ガイドブック』



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