エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2009年01月30日

カテゴリ : 技術トピックス

第396回 2009年のプラスチック産業の予測

 新年明けましておめでとうございます。

 世界経済は未曾有の低迷状況に陥り、回復を模索している最中ですが、プラスチック産業の業界でも2009年は大変試練の多い年になりそうです。とは言え、新年早々気の滅入る話ばかりでは展望も開けませんので、今年のプラスチック産業の動向について、私見を述べてみたいと思います。

 米国では新大統領の就任と政権交代があり、これは最も大きな出来事の一つであることは間違いありません。新大統領は、脱石油の布陣を敷いて政権を発足させます。プラスチック産業においてもこれは見逃せない大きな転機になると思われます。石油に頼りすぎていたプラスチック産業はこれから植物由来やバイオマス由来のプラスチック生産に切り換える風が吹いてくるのではないでしょうか。
 また、二酸化炭素削減に関する成形技術や樹脂製品を普及させるための政策、例えば炭素税の導入等を思い切って仕掛けてくる可能性もあり得ると思います。石油から新エネルギーへの切り換えを行うことで新しい価値創造を迅速に行えるのはやはり米国しかないと思われます。

 次いで、自動車産業の世界的な再編が始まるのではないでしょうか。そうしますと、プラスチック成形品の調達や金型の製作についても、少なからず技術革新や仕組みの変革が出てくると思われます。これをチャンスに変えられるか否かが、勝負を決める可能性が高そうです。新技術に追従できる人材育成と信頼できる情報収集、生産技術力の強化が必要なのは間違いありません。
 電機業界でもサバイバルが厳しい様相ですが、ヨーロッパでの化学物質規制や環境規制が、新しい技術開発を強制的に後押しするように私は受け止めています。技術開発には政治による強力な規制が導入されるときに一気に開花するという事実が、歴史上何回も見られています。
 食品業界は自宅での消費が増えている関係から、容器類の生産は好調な状況です。医療用具に関しても、他の業種から比較すると生産は安定しています。住宅器材については、住宅ローン減税の効果が出始める春頃から回復基調に乗るとの予測も見られます。

 このような感じで2009年のプラスチック産業の明るい話題を取り上げてみました。
 あくまでも私見ですので、実際の動きがこの通りになるか否か、これについては成り行きを見守るということでご容赦お願いします。

 最後に2009年のプラスチック産業の動向を伺い知ることができる見本市の情報を提供致します。技術開発の動向を知るためにも、できるだけ足を運んでみてください。

インターモールド20094月8日(水)~11日(土) 東京ビッグサイト
NPE20096月22日(月)~26日(金) シカゴ/マコーミックプレイス
名古屋プラスチック工業展10月4日(日)~7日(水) ポートメッセ名古屋



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