エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2009年03月06日

カテゴリ : 技術トピックス

第401回 連載400回に際して~その2

 プラスチック成形金型の国内業界は、世界的な経済不況の影響を受けて、全体的には低調な状況で推移していますが、産業分野によっては活況を呈している業種もあります。また、日本は1億3千万人の人口しかおりませんが、世界には70億人ぐらいの人々が暮らしていると言われています。目を世界に転ずれば、プラスチック製品の需要は膨大な量があるということが知れると思います。世界の金型生産金額の約40%は日本製であることを考えると、日本の金型の潜在的な能力は世界的にも有力であると考えられます。

 これからのプラスチック成形金型の産業を考えてみますと、世界的な市場で高額な受注を獲得するためには、
 (1)成形品の品質保証ができる金型
 (2)生産能力の高い金型
 (3)メンテナンス性の良好な金型
 (4)特殊な成形品を生産できる金型
であることが求められるでしょう。

 世界市場で上記のようなニーズにマッチングした金型は、その価値は非常に高く評価され、取引価格も妥当な水準であることでしょう。

 ここで、ビジネスマッチングの現実的な問題も生じてきます。日本では日本語を常用とする国であり、英語等の外国語は中学校3年間+高校3年間+(大学4年間)の教育を受けるのが一般的です。6年~10年の英語教育を受けているにもかかわらず多くの場合、英語でのビジネスコミュニケーションを図ることは日本人は不得手です。これからの金型産業を背負って立つ皆さんは、実務的な英語の能力を高めておくことが大変重要であると考えています。
 金型図面一枚をとってみても、その英語翻訳をするためにはそれなりの時間が必要になります、翻訳に手間取っているとビジネスチャンスを逃してしまいます、また翻訳会社に依頼すると設計料にも匹敵する翻訳料を支払わねばなりません。ピンチをチャンスに変えるためには機転を利かせて火中の栗を拾う気概が求められます。連載400回を迎え、もう一つこれからの皆さんへお勧めしたいのは自分の時間を英語能力の向上へ投入してするのが重要であると言う点です。

 外国の優良企業から金型を受注するためには、お客さんの成形品設計者や経営者と英語等で会話し、意志疎通をする必要があります。現在、日本の金型技術者で英語で十分なビジネスを展開できる方々はごく少数です。これはチャンスではありませんか?空いている時間を活用すれば年間200時間ぐらいの時間を割くことは誰にでもできることなのです。新しい展開を切り拓くためにはこのような努力の方法もあるということをお知らせさせて頂きました。

 


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