エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2009年10月16日

カテゴリ : 金型の製作精度

第431回 金型の製作精度

 プラスチック射出成形金型部品の製作精度は、成形品の寸法許容公差によって定められます。その考え方は各企業によって社内基準があると思いますが、主要な先進国で採用されている基準の一つには、ドイツ連邦共和国で採用されているVDI(ドイツ技術者協会)の推奨基準があります。

 VDIの成形品許容差の内容は以下の通りです。


  成形品の寸法許容差=100として、
    金型の製作許容差   =1/3=33%
    金型の摩耗代   =1/6=17%
    成形収縮率のばらつき   =1/2=50%


 この基準に基づいて、金型の製作精度を求めてみましょう。

【事例1】

 成形品の寸法公差が±0.3mmの場合、金型の製作精度はいくらになるか?


【検討例】

 成形品の寸法許容差は、+0.3+|-0.3|=0.6mm
(| |は絶対値のことです)

 したがって、金型の製作許容差は、0.6×1/3=0.2mm
 ∴金型の製作精度=±0.1mmが妥当である。

【事例2】

 成形品の寸法許容差が、±0.05mmの場合、金型の製作精度はいくらになるか?


【検討例】

 成形品の寸法許容差は、+0.05+|-0.05|=0.1mm

したがって、金型の製作許容差は、0.1×1/3=0.03mm
∴金型の製作精度=±0.015mmが妥当である。



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