エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2011年02月10日

カテゴリ : 金型材料

第494回 ニッケル

 特殊な金型の材料や金型表面のめっきにはニッケルが使用される場合があります。ニッケル(Nickel)は、銀光沢色の金属です。

元素記号Ni
元素番号28
比重8,902
融点1,453℃
比熱0.105cal/gf・℃
線膨張係数7.31×10-6
熱伝導度0.125cal/cm・sec・℃
結晶格子面心立方格子

 金型に使用される目的は、主に良好な耐食性を活用するためです。大気中ではニッケルは極めて安定しており、酸化や還元に反応しません。水や海水にも安定で錆が発生しません。特に硫酸や塩酸には著しい耐食性を示します。

 また、ニッケルは他の金属元素と合金になった状態でも使用されます。

Ni-Cu熱電対の材料として使用されています。
Ni-Al
Ni-Crニクロム線として使用されています。
Ni-Fe合金耐食合金ハステロイとして利用されています。
Ni-Cr-Fe合金耐熱耐食合金インコネルとして利用されています。

 身近な用途としては貨幣としてその耐食性を活用しています。金型では溶融プラスチックから発生するガスや腐食成分、付着した水分からキャビティ、コアの酸化腐食を防止するためにめっき皮膜を形成して使用する例が多いです。
 炭素鋼では、クロム(Cr)と一緒に合金として使用され、ステンレス鋼としてキャビティ、コア、エジェクタピンなどに多数採用されています。
 ニッケルは、炭素鋼よりも高価であるため、めっきや合金として使用することが合理的な使い方であると言えます。



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