エンジニアのための技術講座

プラ金型講座

掲載日:2011年03月25日

カテゴリ : 技術トピックス

第500回 連載500回記念号

 プラ金型講座をご愛読なさってくだされる皆様のお陰をもちまして連載はついに500回を数えることができました。大変ありがとうございました。プラスチック金型に関するWEB連載講座としてはおそらく世界最長の連載になったのではないかと思われます。

 足掛け10年もの期間この講座を連載することになろうと講座開設時には全く考えておりませんでした。20世紀から21世紀へ時代が移り変わり、華やかな時代の幕開けかと思いきや、NY同時多発テロ、アフガン戦争、イラク戦争、リーマンショックなど誰も予想しえなかった社会経済の動きに翻弄された10年でありました。金型業界やプラスチック業界もご他聞に漏れず大変厳しい経営環境に陥り、回復への道筋は全く見えないのではないかと悲観論が支配しておりました。このような期間に金型の技術講座を連載する意義を執筆者としては様々に思いを巡らせておりました。一つの結論は、信頼できる情報をわかりやすく若い技術者へ伝えることがこれからの日本の再生のためには必ず有益であるということでした。インターネットの普及により筆者が金型業界に入ったころと比べれば膨大な技術情報や資料が平易にしかもほぼ無料で入手することが可能になりました。しかし、どの情報が信頼できるか真贋を見抜く訓練をしていないと公開情報の性格上、情報信頼性には大きなリスクを背負っていると言えます。金型の技術情報も様々な外乱要因によって必要な答えはいくつも考えられ、どんぴしゃの解答をみつけることは困難です。しかし、条件を限定すればかなり信頼度が上がる情報提供はできると考えていました。(今後も善良な最良と考えられる情報は提供に心がけますが、責任を全て引き受けることは不可能です。この点は誤解なきようにご了解お願いいたします)そこで、部分的ではありますが日頃知っているようで実は正確に理解できていなかった内容を百科事典的にランダムにまとめるようにしてみました。

 講座数も500回ともなると1枚10分で読むとしても全て読むには83時間もかかります。そう考えてみますと、大学の講義の2コマ分に相当する知識を習得することができますので、初学者がプラスチック金型の技術知識をある深みで正確に満遍なく学ぶことができる講座ができあがったことは筆者の講座開設時の思いはある程度達成できたということで満足をしています。そしてなによりもこの講座が世界に先駆けて日本で立ち上がったことを誇りに思います。

 金型は、人類が文化的な生活を維持するためには絶対に必要不可欠な精密機械であり、熟練技能や高度の設計知識がないとつくることができません。情報技術や外国との人の交流や物流の高度化によって社会経済環境はさらに変化することは間違いありませんが、金型技術は素人が一朝一夕に習得できる技術でもありません。金型技術を維持しながら永続的な収入を確保するためにはこのような社会変化に適応したビジネスのやり方を構築しないとなりません。申し上げたいことは、金型技術を正確に若者に伝授し、さらに高度化する必要があり、金型ビジネスを考えるためには社会経済の動きに合わせた経営の変革が必要であるということです。日本国内で経営を考えることも可能ですし、外国とのビジネスを考えることも可能です。中途半端にどちらつかずで様子見をしている経営が最もリスクを背負っていると思っています。

 これから金型技術に携わる方々のために役に立つ情報を連載して参ります。皆様のご隆盛を祈念申し上げ、連際500回のむすびとさせて頂きます。



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