エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2000年07月03日

カテゴリ :

Intro No.1 日本の金型の強さの秘密

 アジアの国々は、政治不安、IMFの不況を乗り越えて成長力を取り戻しつつあります。この間の変動の中にあっても、アジアの国々の人々は、良い金型作りに努力を怠りません。特に、プレス金型に対する関心は高く向学心も旺盛です。
 しかし、追われる日本のプレス金型の強さはまだまだ衰えていません。当分続くであろうともいわれています。
 なぜなら、金型は総合力で成り立っているからです。

 現在の日本のプレス金型作りは、マシニングセンターとワイヤ放電加工機を中心とした形が多いといえるでしょう。
 これらの工作機械はメーカーの努力によって、使いやすさ、精度、加工速度は常に向上しています。金型材料においてもワイヤ放電に適した高温焼き戻しができ、かつ、必要硬度を保つ等のかゆいところに手が届く型材の提供、その材料を熱処理するメーカー、切削工具や研磨砥石などもそうです。
 更にプレス金型標準部品は多様で、短納期で手に入れることができます。標準部品に追加工をオーダーすることも可能です。金型部品のさまざまな表面処理についても同様です。一品生産のプレス金型部品を加工してくれるメーカーも豊富です。

 また、超硬合金についてもHIP処理は当然として、超微粒子材、コバルト量を調節した材料など目的に合わせたものも入手は可能です。
 プレス金型は鉄を削ればできるものではありません。ノウハウを具現化したものです。上記の内容は金型設計後のものです。多様なニーズに対応できる環境にあることを示しています。
 このような環境の中でわれわれは仕事をしています。欲しくても得られない国々がたくさんあります。感謝、感謝です。
 しかし、よいものを作ろうとの意欲は、アジアの国々のプレス金型製作にたずさわる人々も同じです。意欲を比べればアジアの国々の方が上かもしれません。この点では、われわれは、おちおちできません。
 われわれには長年培ったノウハウがあります。ノウハウに更に磨きをかけ先行する努力が必要です。

 今は、プレス製品図面通りに忠実に作ることがよい金型作りとはいえなくなってきています。プレス金型の専門メーカーとして、アイデア・デザインを提供して、共同で開発することも大切です。
 もう一点、忘れてならないものがあります。プレス金型はプレス加工システムの中で威力を発揮します。プレス金型だけでは存在できません。プレス機械とのバランスを考えて、金型は作らなければなりません。
 前記と視点が違いますが、これも総合力といえるでしょう。



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る