エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2000年07月10日

カテゴリ :

Intro No.2 プレス製品加工法、開発ベクトルの多様化

 ずいぶん前、乾いた雑巾を絞られる。と言う言葉をよく耳にしました。その後、製品また、その金型は、30%安くなければいけないという言葉がでて参りました。現在も続いているのかもしれません。
 乾いた雑巾を捨て、新たな挑戦で新しい付加価値を見出す努力も様々です。タンデム加工では金型製作やプレス加工コストに限界を感じて、生産性のよい順送加工を適用するようになったことは、身近な例といえるでしょう。

 2部品を順送加工しながら、金型内で組み立てる複合金型を活用して付加価値を高めることも、当然行われています。この内容は薄い被加工材で小さな部品、個々に作るような部品にも適用され効果をあげているものもあります。違う形として、後工程でピンなどをかしめる製品では、絞りやエンボス加工を工夫して、ピンに変わるものを順送加工で作る、といったものもあります。これは少しずつ広がりを見せています。省力効果が大きいからです。
 また、工程を短縮する目的や後の扱いを容易にすることで、付加価値を高めようとする内容もあります。両面バリ無し加工では、後工程のバレル加工を無くし、組立を容易にします。プレス加工で加工オイルを使わないようにして(無洗浄オイル等は使うことがある)、洗浄工程を省略します。

 鍛造的内容を取り入れて加工する製品や、薄板から部分的に板厚を厚くする増厚加工等も、研究されています。
 チタンやマグネシウムなど、特殊な材料の加工の研究もなされています。焼き付きの激しいチタンでも油を選べば、プリハードン材のダイでも少量なら焼き付きをおこさず絞れます。
 付加価値を求めてさまざまな開発が進められています。特定の分野にしか通用しないものもあるで しょう。

 現在は、「できればいいな」から始まって工法を研究して金型となります。多様な開発ベクトルのもとで競争が進められている時代といえるでしょう。



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る