エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2000年08月16日

カテゴリ : 金型設計

第5回 抜き加工のクリアランス

 クリアランスとは【図1】に示すパンチとダイのすきまのことです。

図1

 クリアランスが大きくなると、打ち抜きに要する力は小さくて済みますが、【図2】に示す切断面のだれ及び破断面の傾きが大きくなります。

図2

 【表1】に、抜き加工のクリアランスの価を示します。

■【表1】材質別抜きクリアランス(板厚に対する%)
材質精密抜き一般抜き
軟鋼2〜56〜10
硬鋼4〜89〜15
けい素鋼4〜67〜12
ステンレス鋼3〜67〜12
1〜34〜7
黄銅1〜45〜10
りん青銅2〜56〜10
洋白2〜56〜10
アルミニュウム(軟)1〜34〜8
アルミニュウム(硬)2〜56〜10
バーマロイ2〜45〜8
1. 一般抜き用は板厚が厚くなる程、大きな価を用いる。
2. 丸穴等の抜き条件の良いものは小さな価を用いる。
3. 角部等の抜き条件の悪いところは大きめの価を用いる。
4. 厚板、硬質材では小さな価では二次せん断が発生しやすい。
5. 切断加工では小さな価(出来れば精密抜き採用)とする。

 従来は、クリアランスは各部均一に作るのが良いとされてきましたが、抜き条件の変化にあわせて部分的にクリアランスを変え、パンチ・ダイの摩耗対策や製品のひずみ対策とすることも、最近では考えられています。



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る