エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2000年12月12日

カテゴリ : 曲げ加工

第21回 曲げのスプリングバック対策(4)

 2段曲げ法:曲げ半径が2t以下に適します。

 この方法は、1ストロークで2段に曲げを行うスプリングバック対策です。【図1】(a)では、大きなクリアランス(1.15t〜1.3t程度)で加工します。クリアランスが大きいので、それにならって曲げ半径も大きくラフに曲げられます。
 次の段階が【図1】(b)の形です。ここでのクリアランス設定は小さめ(〜0.95t程度)とします。

図1

 2段目では、1段目の大きなR形状を、再度曲げ直して小さくするわけです。1段目の大きなRを2段目の小さなRに曲げ直すことで、フランジ部は【図2】に示すように、巻き込まれるような形となります。この巻き込まれた形状が、スプリングバックで戻った時求める形状となります。1段目のクリアランスが大きい程、2段目の曲げでの巻き込みが大きくなりますので、効果は大きなものになります。
 したがって、最初は1段目のクリアランスを小さくしておいて効果を見ながら、1段目のクリアランスを変えて調節していきます。

図2

 スプリングバック対策を取らずに作られたL曲げやU曲げ型で、スプリングバックが発生してしまった、スプリングバック対策がとれる適当な工程がないようなときに、この2段曲げ法が採用できます。方法はダイを途中まで削って1段目の曲げ部分を作り、この2段曲げの形とします。このようにすることで、スプリングバック対策ができます。



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

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