エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2001年04月24日

カテゴリ : せん断加工

第37回 金型構造のいろは(その1)打ち抜き型の構造1

 打ち抜き加工とは【図1】に示すように、輪郭形状を作る加工です。この輪郭形状はそのままで製品になったり、ときには曲げ加工や絞り加工のブランクであったりします。打ち抜き加工では通常、製品はダイを通過して下に落とされます。このような構造の金型を「抜き打ち型」と呼びます。

図1

 打ち抜き型ではパンチとダイを製品形状に合わせて作ります。パンチは打ち抜きクリアランス分だけダイより小さく作ります。
 材料を加工すると、パンチには抜きかすが付いてきます。この抜きかすをパンチより外す目的で使われる部品がストリッパです。ストリッパは抜きかすをパンチより外すだけでよいので、ダイプレート側に固定してあっても支障ありません。このような形のストリッパを「固定ストリッパ」と呼びます。

 固定ストリッパを使用した打ち抜き型であることから、固定ストリッパ構造の打ち抜き型と呼びます。
 固定ストリッパとダイプレートの間を材料が通過するので、適当なすき間を作ります。決まりはありませんが、目安は材料板厚の5〜10倍です。また、このすき間部分では材料の幅方向のガイドも行うようにします。

 【図2】では、パンチをパンチプレートに植え込んだ形を示していますが、パンチの断面が大きくなれば、パンチを直接パンチホルダに取り付けることもあります。逆にパンチが小さくて厚い材料を打ち抜くときには、パンチプレートとパンチホルダの間に、パンチバッキングプレートを入れることもあります。基本的な構造にもいくつかの変化はあるのです。

図2



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

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