エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2001年06月19日

カテゴリ : 曲げ加工

第45回 金型構造のいろは(その9)曲げ型構造の基礎

 プレス加工製品で最も多い形状が、曲げ製品と言えると思います。その曲げ製品の加工の基本となる構造を解説します。

(1)突き曲げ(V曲げ)

 2つの支点で受けた材料にパンチを押しつけ形状を作る構造です。【図1】を参照して下さい。最も単純な曲げ構造です。パンチの押し込み具合で曲げの角度が変化します。このような形の曲げ方法を「自由曲げ」と呼びます。自由曲げのときにはダイは【図1】のようにV字形状をしている必要はありません。【図1】のようにパンチとダイの形状を加工したい形状に作り、その間で材料を押さえることで、パンチ・ダイの形状を転写して、目的の形状を作る方法を「突き曲げ」と呼びます。この加工方法の代表的な形状がV曲げであることから、一般にV曲げ加工と呼ばれています。

図1

(2)押さえ曲げ(L曲げ)

 【図2】に示す加工方法です。ダイ上の材料を材料押さえで押さえ、ずれないようにして曲げます。材料押さえとパンチが同じ方向から働くのが特徴です。加工途中では材料はパンチ方向に引かれますから、十分な押さえ面積と力が必要です。

図2

(3)逆押さえ曲げ(U曲げ)

 【図3】に示す加工方法です。ダイの中に逆押さえを組み入れ、パンチと逆押さえによって材料を押さえ加工する方法です。材料の両端を曲げるので、L曲げのように材料が引かれることをあまり気にする必要はありません。

図3

 以上の3方法が曲げの基礎的な構造の形です。【図1】、【図2】、【図3】に示した曲げの方向と逆の方向から曲げることもよく行われています。さまざまな曲げ製品形状の曲げ方法を、この基礎となる形を工夫して対応します。



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