エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2002年05月07日

カテゴリ : 金型設計

第87回 標準部品の使い方(その8)コイルスプリング(2)

 コイルスプリング(以下スプリング)の主な使い方を紹介します。【図a】〜【図f】は、主だったスプリングの使い方を示したものです。

 【図a】は、ストリッパの可動量が少ないときのスプリングの使い方です。ストリッパボルトの後ろに入れます。同軸上を押しますから無理がありません。長いスプリングが使えませんから、大きなたわみはとれません。 図a

 【図b】は、ストリッパボルトの軸部に入れる形のスプリングの使い方です。【図a】で示したものよりは大きなたわみが得られます。曲げ等を含む加工がイメージです。この形はストリッパボルトを締めることで、スプリングのたわみを作ります。したがって、ストリッパボルトの締め込みは、スプリングの荷重が働いておもくなってきます。ここがこの使い方の欠点です。 図b

 【図c】は、スプリング専用の穴を設けて使用する形です。たわみ量を多く必要とする絞り加工がイメージです。最も長いスプリングを使うことができます。 図c

 【図d】は、スプリングの傾きや曲がり防止対策です。通常の金型用のスプリングは、内径でガイドしやすいように作られています。この図に示したものは1例で、他にもいろいろな形があります。 図d

 【図e】は、スプリングを初期たわみ状態にセットしておく使い方です。通常のスプリングは金型を分解し最組立てしたときに、毎回初期圧の設定をスクリュープラグの締め込み等で再設定します。これが意外と手間取ります。これを解消するのが(e)のような使い方です。カタログ「Face」にスプリングユニット用フランジ(WUNT)としてあります。 図e

 【図f】は、金型内に収まりきれないときの使い方です。補助ケースにスプリングを収め、図に示すような形でセットします。このような使い方をすると、かなり長いスプリングを使うことが可能になります。カタログ「Face」にスプリングケースセット(SPRC)としてあります。 図f



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