エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2003年03月04日

カテゴリ : 絞り・成形加工

第126回 ビード加工

 ビードは面の強化を目的として使用されます。ひも出し加工とも呼ばれています。ここでは曲げ部に用いた場合の例を紹介します。

 【図1】は、曲げ部に付けられたビードのイメージです。曲げ線からかなり遠い位置までビードを伸ばし面の強化を図ります。リブでの対応限界を越えたときに使用されるものと考えてよいと思います。
 リブ加工では曲げと同時に、リブ付けを行いますが、ビード付きの曲げでは同時加工が無理になります。その理由は、面部分に長く伸びたビードにあります。フランジ部分に長く伸びたビードは曲げのフランジ加工のときに成形されることになりますが、こすり上げるようにしてフランジ部のビードは作られます。実際には、変形抵抗がかなり大きくなり、キズ、変形が発生して、製品の形にならないことが多いのです。
図1

 このようなことから、【図2】に示すように、板のうちにビードを成形して、その後に曲げを行います。工程数は増えますが、きれいなビード付き曲げ形状を得ることができます。

図2

 ビードもリブ同様に、曲げ幅に対してバランスのとれた位置に配置するのがよく、偏った配置は変形を招きます。幅が広く複数のビードを付けるときも同様です。ビードが偏った場合の変形は、リブに比べはるかに大きなものになります。

 ビードの大きさの目安を【図3】に示します。

図3

 ビードの深さに比例して周囲の材料は引かれます。外形に接近したビードは、外周の変形を引き起こす可能性があります。できるだけ外周より離して、深さの浅いビードで目的を達成するように心がけるのが、ビードを使った曲げ成形のコツといえます。


バーリングパンチ&ダイ


絞りパンチ&ダイ


刻印パンチ


曲げ&面打ちパンチ&ダイ


刻印パンチ用シム


キャンバー修正部品・スクラップカッタ



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る