エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2003年05月20日

カテゴリ : 金型設計

第136回 曲げ加工の問題点と対策(その3)曲げ寸法のバラツキ

 曲げたときに、曲げ角度がよくても、フランジ高さやフランジにある穴までの寸法が変動する。このようなことが時々起きます。この原因と対策を考えます。

 【図1】は、フランジにある穴の位置変動が起きるイメージを示しています。この変動原因として考えられる内容は、L曲げのような押さえ曲げと、V曲げのような突き曲げではようすが少し異なります。 図1

 【図2】はL曲げです。L曲げではフランジが曲げられるとウエッブはフランジ方向に引かれます。 図2

 【図3】はV曲げです。V曲げでは中央を押します。そのとき、材料は左右のダイ肩に接しているだけです。拘束力が弱いので、左右にずれることがあります。左右のダイ肩形状や面粗さのバランスがとれていることが、変動を押さえる基本です。 図3

 L、V曲げに共通して考えられる対策が【図4】です。曲げ線位置を圧縮して、板厚を減少させ曲がりやすい状態を作っておくことです。曲げ部が弱くなりますが安定します。金型にはウエッブが引かれないように、材料押さえがあり、押さえていますが、弱いと曲げ寸法が変動します。 図4

 【図5】に示すように、ウエッブ面の押さえを強く押さえるようにします。材料押さえはウエッブ面を均一に押さえていなければなりません。押さえ力は強くても偏った押さえになっていると、やはりフランジ寸法は変動します。 図5

 【図6】はV曲げの対策です。パンチ下のダイ側に逆押さえを設けて、横ずれを押さえるようにします。 図6



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る