エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2003年07月22日

カテゴリ : 金型設計

第145回 曲げ加工の工夫(その2)てこの利用(上曲げ)

 可動ストリッパ構造を用いた順送加工では、上曲げ加工の基本形は、【図1】に示す構造となると思います。

図1

 上曲げダイはダイプレート面より、凸となりノックアウト(パッド)とストリッパ間で材料を挟み、ストリッパをパンチとして、ストリッパのスプリング力で曲げるものです。
 実際には、この基本構造のままで使うばかりでなく、構造をいろいろ工夫して、変化させて加工することも行いますが、ダイ面よりかなり上の位置から曲げがはじまり、ダイ面で曲げが終わるという加工の流れは変わりません。

 ダイ面で曲げが終わることが問題となるときに使われるひとつの方法が【図2】に示す方法です。

図2

 てこを利用して下から上にパンチ(【図1】の上曲げダイ)を動かして曲げます。この形では材料はダイ面にストリッパで押さえられます。その後、上型に組み込まれた「押しピン」がてこを押し下げ、反対側に付いている上曲げパンチを持ち上げ、曲げを行うものです。(a)は加工完了時の状態、(b)は加工前の状態を示しています。
 機構の型内への組込が面倒な点が欠点といえるかもしれません。
 加工力が小さくてよいときには、押しピンの後ろにスプリングを組み込んで押しすぎたときの安全対策とすることもあります。
 曲げ後のリターンはスプリングを用います。



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る