エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2003年09月16日

カテゴリ : 金型設計

第152回 曲げ加工の工夫(その9)シヤーを利用した曲げ

 【図1】に示すような曲げ角度が小さい形状の製品では、通常のブランク加工→曲げ加工の2工程とせずに、1工程でブランク加工と同時に曲げを行うことができます。 図1

 抜き加工で、加工力を軽減する目的で使われているシヤー角を利用します。シヤー角をパンチもしくはダイにつけることで、打ち抜き加工力を軽減します。このときに、抜かれた材料はシヤー角形状に倣う形となります。この特徴を利用した曲げが、ここで紹介する曲げ方法です。

 シヤー角をダイにつけるとダイ上の材料が変形します。パンチにシヤー角をつけるとパンチ下の材料が変形します。曲げではパンチのシヤーをつけた形を使います。【図2】及び【図3】の形とします。シヤーの形はこの図のような角度でも円弧であっても大丈夫です。
 この方法では、曲げ形状を受けるダイが無いために、正確な曲げ角度とすることが難しい。硬い(弾性が大きい)材料には適さないといった欠点はありますが、難鋼板、黄銅及び銅合金、純アルミ等の材質では有効に使うことができます。

図2、図3



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

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