エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2004年03月05日

カテゴリ : せん断加工

第174回 打ち抜き型の設計(その7)打ち抜き型の設計

 【図1】は、固定ストリッパ形式のブランク抜き型を示しています。
 今回は、この構造の固定ストリッパの役割について見ていきます。

図1

 【図2】の(a)は、パンチが材料を打ち抜いた状態を示しています。「抜き品」はダイを通過して下に落ちます。
 パンチは貫通した材料が食いついた状態となります。パンチは【図2】(b)に示すように、材料の食いついた状態から離脱する必要があります。
 一般的には、パンチに材料は比較的強く食いついています。その強さは打ち抜き力の5%前後といわれています。
 効率よくパンチから材料をはがすことが必要です。その役割がストリッパです。
 【図2】(c)が固定ストリッパのイメージです。
 パンチが通過する固定部品(ストリッパ)で材料を掻き落とすことが簡単で、効率的なためブランク抜き型ではよく使われます。

図2

 【図3】は固定ストリッパの必要機能を説明したものです。まず、パンチの通る穴が必要です。一般的には、穴はパンチが楽に通る大きさで、精度をあまり必要としません。
 パンチの通る穴の下には、材料が通過する空間が必要です。大きな空間を作ってもよいのですが、材料の幅を規制して横ぶれを押さえ作業をしやすくすることや、上下方向の空間の大きさを、やはり作業のしやすさを考えて決めておくことが必要です。

図3

 このような点を考えると、いくつかの変化がでてきます。その内容は次回解説します。



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