エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2004年04月23日

カテゴリ : せん断加工

第180回 打ち抜き型の設計(その13)構造の違う打ち抜き型

 打ち抜き型について、固定ストリッパ構造のよく使われている構造を例に解説してきました。
 【図1】の構造です。繰り返しになりますが、打ち抜き型の標準的構造といえます。
 この構造では、加工している部分が見えないことが欠点といえます。もうひとつ気になることがあります。それは、加工しているときの材料の変化です。
 ダイ上の材料はパンチでたたかれることによって反ります。薄板のときには気になりませんが、厚板になると問題となります。
図1

 加工部が見えない、加工中の材料が反るなどの対策として、【図2】に示すような材料押さえを可能にする、可動ストリッパ構造の打ち抜き型が使われることもあります。
 この構造では、ストリッパがパンチ側に配置されるため加工部分がよく見えます。
図2

 金型を構成する部品点数が多くなるので、その分金型製作費用は高くなります。【図3】に示すような構造を打ち抜き型に採用することもあります。このような構造を「逆配置構造」と呼びます。パンチが下型、ダイが上型になります。この構造で加工すると、製品はダイに中に入り込みますから、排出することが必要となります。その目的を果たすために、ダイの中にノックアウトという部品が必ず必要となります。
 この構造を採用する理由としては、打ち抜きの反り(打ち抜き湾曲)をできるだけ小さくしたいときなどに使ったり、プッシュバック(一度打ち抜いた製品を材料の穴に戻す加工方法)をするときなどに使われます。プッシュバックのときには、ノックアウトの後ろにスプリングが組み込まれます。
図3



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る