エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2004年06月18日

カテゴリ : せん断加工

第188回 穴抜き型の設計(その8)可動ストリッパ構造型のパンチプレート設計

 可動ストリッパ構造のパンチプレートの設計では、少し注意が必要です。
 ストリッパプレートとの関係です。【図1】を参照して下さい。

図1

 パンチの先端とストリッパとの関係です。パンチの先端をストリッパプレートでガイドする場合と、ガイドしない場合で違いがあります。
 パンチガイドしない場合は、パンチプレートでパンチの位置と垂直を確保しなければなりません。パンチプレート設計は、固定ストリッパ構造と同じ考え方となります。
 パンチガイドする場合には、次の注意が必要になります。
 パンチをパンチプレートに軽圧入して、ストリッパプレートでパンチ先端をガイドした場合、穴抜きのように複数のパンチがあるときに、その関係を正しく作ることができるかです。
 もし、座標関係に誤差が生じた場合にパンチはストリッパプレートの穴にせるようにならないかです。これはストリッパプレートの穴径とパンチ径との関係から決まってきます。
 問題が生じると感じたときには、パンチプレートの穴はパンチに対して少し大きくして、誤差を吸収するようにします。
 このようなにすることで、パンチの組立基準はパンチプレートからストリッパプレートに移ります。

 【図2】はパンチ長さとパンチプレートの厚さの関係をしめしたものです。
 可動ストリッパ構造の場合、パンチプレートの厚さ(T)はパンチ長さ(L)の30%程度を目安とします。
図2

 【図3】は小径パンチの注意です。パンチプレートに加工しなければならない穴径(d)がパンチプレート厚さ(T)の1/3以下の場合、穴加工が難しくなります。
 このような場合、穴の深さ(S)はパンチ径(d)の2倍程度とします。
図3

 【図4】はインナーポスト(ストリッパガイドピン)の径(d)とパンチプレートの厚さ(T)関係をしめしています。d≦Tとなるようにします。 図4



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る