エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2004年11月26日

カテゴリ : 金型設計

第192回 総抜き型の設計(その1)総抜き加工の特徴

 総抜き加工については、第42回で総抜き型の最も基本的な構造を示しています。まずこの第42回を見て下さい。そして、加工および金型構造のイメージを取り込んで下さい。

 総抜き加工とは、外形抜きと穴抜きを同時に加工します。
 そのメリットはいくつかあります。プレス加工製品は金型形状の転写で作られます。金型を正確に作っておけば、その精度が製品に転写され得られるわけです。総抜き加工では、外形と穴の位置精度の関係と穴や外形形状の形状精度についても当然ですが、金型寸法として得ることができます。

 総抜き加工で気になることは、【図1】に示すように、穴と外形の接近、穴と穴の接近です。金型の強度が気になります。この寸法の限界が知りたくなります。
 SPC材で1mm程度の厚みを想定すると、丸穴であれば材料板厚の50%位まで接近しても大丈夫です。普通の場合であれば問題ですが、総抜きの場合は両側から同時に加工するために、力がバランスして破損を防いでいるようです。

 総抜き加工は外形抜きと穴抜きを組み合わせた加工です。外形抜き、穴抜きの両方の注意すべき内容に気をつける必要があります。
 例えば、【図1】のRの無い角部などは、そのままにするとバリが発生しやすくなります。丸みを付ける処理が必要です。
図1

 ブランクレイアウトについては、【図2】に示すように、ブランク抜きと同じ内容で処理します。ただし、ブランク抜きより多少さん幅を広く取ることが安心です。

図2



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

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