エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2005年01月14日

カテゴリ : 金型設計

第197回 総抜き型の設計(その6)ノックアウトの設計−1

 ノックアウトは【図1】に示すように、ダイの中に組み込まれます。総抜き型は外形抜きのダイが上型(プレス機械のスライドについて上下する)で、外形抜きのパンチが下型(プレス機械のボルスタプレート側に固定される)に配置される、逆配置構造となっています。この構造の特徴的な部品が、ノックアウトです。

図1

 ノックアウトは、穴抜きパンチのストリッパの役割と、ダイの中に入った製品を排出する2つの役割を持っています。通常、ノックアウトは製品形状とほぼ同じ形状に作ります。
 ノックアウトの面は【図2】に示すように、ダイ面と同じにするか、少し凸にします。凸量は0.5mm〜1.0mm程度です。意外とダイ面と同じにすることは少ないようです。

図2

 ノックアウトがダイの中で最大量可動したとき、【図3】(a)に示すように、ダイ刃部から外れないこと、穴抜きパンチの段部が、ノックアウトの裏逃がしにぶつからないことに注意します。
 【図3】(b)に示すように、ノックアウトがダイ刃部から外れると、まれにノックアウトがダイ刃部裏に引っかかって可動しなくなり、金型を壊す原因になったりします。
 また、穴抜きパンチの段部分とノックアウトの穴の干渉は、ノックアウトの破損パンチの破損につながります。

図3



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

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