エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2005年05月27日

カテゴリ : 金型設計

第215回 プレス金型の設計 切断を利用した順送り金型の設計(その2)

 切断加工は1本の線で分離するせん断加工です。【図1】は、切断を利用した順送り型のパンチとダイの関係を示したものです。
 パンチは片側のみで加工をするため、側方力が働きます。放置するとパンチが逃げ、抜き状態が変化してせん断状態を悪化させます。対策としてパンチが逃げないようにバックアップします。ストッパがその部品です。
 ストッパは送られてくる材料を止め、製品長さ(A寸法)を決めるための部品でもあります。
 加工の状態を説明します。ダイ上の材料をストッパに押し当てます。パンチが下降して、材料を切断します。切断された材料(製品)はダイを通過して下に落下します。

図1

 パンチ・ダイの関係の詳細を示したものが、【図2】です。寸法関係の詳細をここで示しています。正確なA寸法を決めるためのものです。
 ストッパを基準として考えます。製品寸法はダイ寸法に取ります。パンチはクリアランス分だけ小さくします。
 パンチ寸法を製品寸法とすると、製品のA寸法は大きくなってしまうので、間違えないようにします。
 パンチに対してストッパはバックアップの役割も持っています。ストッパをバックアップ部品としてみたときには、バックアップブロックと呼びます。パンチのバックアップは当然のことですが、パンチが材料に接する前に働いていなければいけません。ストッパとパンチ間のすきまは「ゼロ」としたいところですが、実際には0.01mm程度のすきまを想定します。
 加工された製品の左右のバリ方向が逆となるのが、この加工方法の特徴です。

図2



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

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