エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2005年09月23日

カテゴリ : 曲げ加工

第231回 プレス金型の設計 曲げを含む順送り金型の設計(その4) ブランクのつなぎ(キャリア)の取り方

 順送り加工ではブランクをさん(キャリア)でつなぎ、ブランクの工程間移動ができるようにします。したがって、キャリアは材料送りの際に変形しない強さを持つ必要があります。
 キャリアの取り方は片側、中央及び両側形が基本形です。

 【図1】は、片側キャリアです。L曲げのような場合には使いやすい形です。材料の無駄も少なくてすみます。
 キャリア部が狭まいと(材料を節約するためには狭くしたくなる)、キャリア部分が狭く弱いと、横曲がりして、材料送り及びブランク保持が不安定になることがあります。
 材料の幅方向ガイドは、キャリア側は行いやすいですが、反対側はガイドに問題が出ることが多いです。

図1

 【図2】は、センターキャリアの例です。例図では幅全体でつないでいますが、両側から切り欠いて中央部だけを残す形が一般的です。中央部の残り量が少ないと、片側キャリア同様に横曲がりしたり、材料送りの際に変形することがあります。材料の無駄が少ないつなぎかたです。【図2】のようなL曲げかU曲げのときに多く見られる形です。U曲げのようなときには被加工材幅の両側を切り欠くので、材料ガイドが難しくなることがあります。

図2

 【図3】は、両側キャリアです。ブランクを両側で保持しますから、大変に安定します。しかし、材料の無駄は多くなります。材料幅が最後まで残りますから、材料の幅方向ガイドが行いやすく、安定した加工ができます。
 両側キャリアは、ブランクのつなぎかたの基本とします。両側キャリアでなくとも安定が見込めるときや、曲げ形状の関係からやむを得ないときに、片側キャリアや中央キャリアを採用します。

図3



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る