エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2006年10月20日

カテゴリ : 圧縮加工

第282回 プレス加工と金型のQ&A Q20:平面度を必要とする製品加工のよい方法はないか。

Q

 平面度を必要とする製品加工のよい方法はないか。

A

 いろいろな加工(形状を作るための抜きや曲げ、成形加工)を進めることで、【図1】に示すように面の平面度は悪くなります。それを改善して平らな面にすることが求められます。

図1

 改善策として、最も単純な方法は材料を平らな面を持ったパンチ、ダイで圧縮加工することです。しかし、この方法だけでは改善が難しいことが多いです。効果のある改善策としては【図2】に示すように、小さな多くの面(点)で材料をわずかに圧縮することです。平面同士で圧縮する方法より、小さな力で効果のある改善を行うことができます。

図2

 この方法を星打ち加工とか七子目ならし(ななこめならし)またはドットリングなどと呼びます。いずれも小さな多くの面(点)で押すことをイメージしています。七子目ならしは古くから現場で使われていた言葉です。

 星打ち加工はパンチ、ダイに多くの小さな凸部を作り、その凸部の面(点)を材料に押しつけ、わずかに圧縮することで材料内部のひずみを相殺します。この際のパンチ、ダイの凸部の合わせ方が、【図3】、【図4】に示す2つがあります。通常のイメージは山と谷を合わせる【図3】の形ですが、山と山を合わせる【図4】の形の方が改善効果が大きいことから使われる加工とがあります。しかし、つぶし量の微量な変動が結果に影響を与えるので、下死点管理が重要になります。

図3、図4

 面として押すときの大きさは、1辺が1mm程度以下の大きさで使われることが多いようです。押し込み量は跡がつく程度の非常に微量です。



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

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