エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2006年12月15日

カテゴリ : 金型設計

第290回 プレス金型構造設計の基礎 その6:下型・上型のプレート現し方

 金型を現すとき、下型は上から見た状態で表現します。製図法での平面図となります。上型は下型から外して、反転した状態で表現することが多いです。製図法での下面図となります。この上型の表現の仕方がいくつかあります。

 【図1】は上型を前後に反転した状態の表現です。図は2面基準で現しています。X軸方向の寸法は変化しませんが、Y方向の寸法は前後が反転した状態となります。この状態は順送り加工用の金型であれば、材料の加工の推移と合っていますのでわかりやすい状態といえます。

図1

 【図2】は左右に上型を反転した状態の表現です。Y方向の寸法は変化しませんが、X軸方向の寸法が左右対称になっています。順送り金型では上型と下型の関係がわかりにくい状態といえます。

図2

 【図1】【図2】の現し方は、金型を開いた状態で表現していますから、現物の金型と同じ状態となり、金型の内容を理解しやすい形と言えます。しかし、プレートを加工するときには平面図状態と下面図状態の違いがあり、プレート加工には注意が必要なことがあります。このような点に着目した現し方が【図3】です。プレート加工を容易にするを優先に考えた現し方です。金型の構造を理解するには、上型の表現がわかりにくくなっています。

図3

 このように上型の現し方の違いで、上型のプレート表現が変わります。プレート図だけが加工現場に流れたとき、この違いに気づかず加工されると使えないプレートができあがることがあります。上型の現し方は統一して、プレート加工で誤りが発生しないようにします。



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

このサイトは、株式会社ミスミが運営・管理しています。

当サイト上のコンテンツの著作権は株式会社ミスミに帰属します。
無断利用・転載を発見した場合は、法的措置を取らせていただくことがあります。

ミスミのeカタログ

メカニカル部品 | ねじ・ボルト・座金・ナット | 工業用素材 | 配線部品 | 制御部品・PC部品
切削工具 | 生産加工用品 | 梱包・物流保管用品 | 安全保護・環境衛生・オフィス用品 | 研究開発・クリーンルーム用品
プレス金型部品 | プラ型用部品

ご利用にあたって  会社概要

ページトップに戻る