エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2007年03月23日

カテゴリ : 金型設計

第302回 金型構造に使われる機構 その3:小さなこう配の斜面を使った機構

 小さなこう配を持った斜面は「くさび」とも呼ばれるものです。こう配の角度は5度前後のイメージです。単純なものですが用途はいくつかあります。

(1)部品の固定

 【図1】に示すように、斜面を利用して締め込むことで部品Aを固定することができます。「くさび」の基本的な使い方です。軸と穴のはめあいで圧入状態とする方法がありますが、【図1】の方法では基準面を正しく作っておけば、部品Aは多少誤差があっても「くさび」によって圧入と同じような状態を作りだすことができます。

302_1.gif

(2)微動機構

 【図2】参照。斜面を持ったスライダBの斜面に乗る部品Cは、スライダBの動きに対して非常に小さなものとなります。その関係は正接関数(tangent; タンジェント)の関係となっています。この動きを利用して例えば、刻印深さの微妙な管理に使うことができます。

302_2.gif

(3)高さ調節機構

 【図3】は同じこう配の斜面を持った部品D、Eを図のように重ねると、その上下面は平行となります。斜面をずらすことで平行部の高さは変動しますから、高さを調節する機構として利用することができます。

302_3.gif



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