エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2007年04月20日

カテゴリ : 金型設計

第306回 金型構造に使われる機構 その7:爪送りによる割り出し機構

 順送りプレス加工では、ときどき間欠加工(数回置きに加工したり、しなかったりすること)がしたくなるときがあります。例えば、数ピッチ送って材料を切断するような加工です。間欠加工では加工回数をカウントして定期的に出力信号を得て、加工します。プレス機械に取り付けられているプリセットカウンターを利用して信号を得る方法もありますが、金型内に組み込んで利用したいこともあります。

 このようなときに使える方法の一つが【図1】に示すような爪歯車(ラチェットギヤ)です。構造は爪歯車とレバーに仕込まれた送り爪及び逆止爪から構成されます。動作は送り爪のついたレバーを押し棒(金型の上型等に組み込み)で押すことで爪歯車1刃分送りをします。この動作を繰り返します。必要送り回数に合わせて割り出しピンを立てることで出力が得られるようにします。

 割り出しピンからセンサで信号を取ります。センサは近接スイッチ、マイクロスイッチ等の器機で電気信号として出力を取り出して、エアーシリンダや電磁石等のアクチェターを動かして仕事をさせる方法が一般的です。金型動作中の電気信号の誤作動からトラブルを起こしたくないとか、プレス加工速度を高めたいときなどは割り出しピンから機械的に動作を受け取り、間欠加工することもあります。この場合、割り出しピンからの運動量が小さいことから利用できる方法には制限がありますが、機械的な動きのみとなるため、金型内にすべて組み込むことができます。

306.gif



Mold EX-Press【モールド・エキスプレス】

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