エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2007年05月07日

カテゴリ : 金型設計

第308回 金型構造に使われる機構 その9:リンク利用のストックガイド

 金型の前に付けられるストックガイドは、材料を金型に案内する部品として使われます。通常ストックガイドは、材料幅にあわせて作られます。そのときのガイド幅は、材料の幅公差を考慮して広めに作り、スムーズな材料の動きを実現します。しかしこのようにすることで、材料はガイド幅内で動き、金型内での加工に影響を与えることがあります。

 【図1】は材料の片側がつながっている形状加工例です。このような製品では材料がストックガイド内で動くと、つながり部分の幅が変動してしまいます。そこで材料を片側に押しつけて、つながり部分の変動がないようにする方法が考えられます。【図1】に示すストックガイドは、リンクの一端にローラを取り付け、この部分で材料を押さえることで一方に押しつけて、材料の誤差を片側に寄せてしまうようにした構造の1例です。

308_1.gif

 【図2】に示すような中心振り分けで材料を加工したいときもあります。このようなときには金型の中心線上にリンクの支点を置き、リンク両端に配置したローラの間に材料を挟む形にストックガイドを作ることで、材料は自動的に金型中心振り分けで、常に金型内に案内されるようになります。中心振り分けのストックガイドは、リンク機構を使ったものが最も簡単に実現できるよい方法です。材料ガイドをローラとすることで材料にかかる負担を軽減すると共に、材料ガイド部分の摩耗対策にもなっています。

308_2.gif



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