エンジニアのための技術講座

プレス金型講座

掲載日:2007年06月22日

カテゴリ : トラブル対策

第314回 材料送り異常の検出 その5:切り欠きを利用したミスフィード検出

 順送り加工で材料の一部を切り欠いて、その切り欠き部分を利用して、材料の送り異常を検出するものです。

 【図1】にその原理を示します。材料の一部を切り欠きます。その状態で材料送りをすると、切り欠き部分に検出スライドが飛び込み正常な送り状態を確認します。

314_1.gif

 次の材料送りで検出スライドは斜面を押され押し戻され、【図2】の状態となります。この状態は材料の送り途中か、材料の送り不足または送りすぎのときの形です。サイドカットを利用したミスフィード検出では、送りのショートしか検出できませんでしたが、この方法では送り過ぎも検出できます。

314_2.gif

 この検出方法では検出スライドの動作だけでの異常検出はできず、材料送りが完了したとの信号(同期信号)と検出スライドが【図1】の状態になったことが重なって、正常な状態を確認します。
 このように、信号A(同期信号)と信号B(検出信号)が重なったときに結果OKとするような回路を『AND回路』と呼びます。検出機構を金型に組み込むのは比較的に簡易ですが、信号処理は多少面倒になります。同期信号はプレス機械の回転位置を、リミットスイッチや近接スイッチを利用して得ることが多いように思います。



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